『コロナ自粛による生活者意識の変化』に関する調査

・今年のお盆の過ごし方、「帰省」は37%と、コロナ環境影響か
・ 帰省の自粛派「実家といつもより頻繁に連絡をとる」51%
・ 「お墓参り」は5割超がする意向
・ ウィズコロナ時代、縮まる「心の距離」が明らかに

弊社は新型コロナウイルス感染拡大防止のための移動自粛要請が
全国解除されて間もない6月23~24日に、全国の成人男女1,036名を
対象とした『コロナ自粛による生活者意識の変化』に関する調査を
実施しました。

ここに調査結果を発表します。

本調査では、コロナの影響が大きく、今年ならではの
<お盆と夏休みの過ごし方、予定> に加え、
<自粛生活における意識・行動の変化> が明らかになっています。

また、「社会的距離(ソーシャルディスタンス)」を埋め合わせるかのような、
心の距離(エモーショナルディスタンス)」緊密化の兆しも見て取れます。

<調査結果のポイント>

◯“3密回避”の取組みとストレスの実感

「人が集まる場所への出入り」「不要不急の外出」自粛の取組みは9割超に。
一方、“日常のささやかな楽しみ”の我慢には4~5割が『ストレスを感じた』。

◯“コロナ前”と比較した生活上の変化と定着意向

《自宅で過ごす時間》 
〈4人に3人〉が増えた“おうち時間”。
増加のままを望む声は、シニア層を除き半数以上に。

《家族コミュニケーション》 
同居家族との時間・会話が増えた人は半数以上、
別居家族との通話・通信も3~4割で増加。

《祈り・供養》 
〈4人に1人〉で増えた“大切な故人への語りかけ”。
“新しい日常”にも望まれる 心の拠り所・安らぎのひと時。

《健康への意識》 
約6割の人で増えた、家族や自分の“カラダへの気遣い”。
大多数に根づく“新しい日常”での健康意識。

《感謝の気持ち》 
6割の人が自覚した、医療・生活インフラの支え手への“感謝の念”。
2割の人が奮発した、家族や友人に謝意を示す“ふるまい”。

《情報リテラシー》 
オンライン会合は、業務上・プライベートとも4割前後の人で増加、
通話・通信による交遊も3割超で。定着を望む声は約6割に。

《回顧・内省》 
3~4割の人で増えた“振り返り”と“見つめ直し”の時。 
その定着を望む声は7~8割の高水準に。

◯「今年の夏休みの過ごし方」に対する意向
今年の夏休み、移動緩和は「近場のお出かけ(69%)」「お墓参り(51%)」
から過ごし方の代表格である「帰省」は37%に。帰省の“積極派”と“慎重派”が拮抗。

◯「帰省自粛の代替行動」に対する意向
帰省は控えても、会えない家族との“心の距離”はより緊密に。
「電話やメールをより頻繁に」半数以上、「お盆の供え物・特産品を贈る」3割強。