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仏事の豆知識

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ご先祖様に失礼にならない お墓と仏壇の手引き

お墓の建立は準備を重んじて
お披露目は故人を偲びながら
お墓の建立に際して、特別な決まりやしきたりはありません。建てる側の準備が整ってから建てれば良いでしょう。
また一般的には、四十九日・一周忌などに親族が集まった際に故人を偲びながらお披露目することが多いようです。
最初の一歩は墓地選びから
通例では墓地を購入する際は、土地の所有権を取得するのではなく、永代使用料を支払うことで「永代使用権」を得ます。永代使用権は第三者への譲渡は認めらていません。
新しくお墓を建てる際の一般的な流れは、①墓地を決める ②石材店を決める ③購入の申し込み ④墓石の決定 ⑤埋葬の手続き ⑥開眼供養です。
利便性が墓地選びの鍵
墓地選びの際に重要なのは、自宅からの交通の便です。最近の霊園墓地は新しい場所ほど、立地の悪いところにある傾向です。お墓参りが面倒になり疎遠にならないよう利便性を重視します。
特徴が大きく異なる墓地の種類
民営墓地購入者に資格制限がなく誰でも購入でき、生前に購入することも可能です。ただし、永代使用料や管理費が高めだったり、条件が良い場所はすぐに売り切れになってしまいます。また最近ではロッカー式のお墓も増えています。
公営墓地自治体が運営しているため、宗派にとらわれず、永代使用料や管理費が安く設定されています。ただし条件の良い場所は抽選になることが多く、当選確率が低いのが現状のようです。
寺院墓地寺院の檀家になることが前提なので、宗派が違う場合は改宗の必要がありますが、檀家になることで子孫の代まで手厚く祀ってもらえます。また、市街地にあるなど交通の便が良いことも特徴です。
公園墓地最近、人気なのが緑地や広場が整備されていて、明るい雰囲気の公園墓地です。ただ、郊外に開発されていることが多く立地条件は良くありません。

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お墓を維持するための管理体制
施設関係は墓参を想定して判断する
法要を行うの際には、必ず法事用のスペースなどが必要です。併せて、駐車場の有無・台数などを確認しておきましょう。最寄り駅周辺などの宴会場を使ってもかまいません。
また、墓参のことを考えた場合は、事業所の管理体制を知っておくことも重要です。休日・祝祭日でも管理事務所は空いているか、周辺でもお花・お線香などの墓参に必要な物を購入できるかどうかなども知っておきたいところです。
また墓地の管理に欠かせない、清掃や、ゴミの扱いについても事業所主体なのかどうかなど確認が必要です。墓参してから気付いたのでは遅い場合もあるので事前に明確にしておきましょう。
墓地には名義登録が必要
寺院墓地を使用する際は、一般的に盆暮れの付け届けとして「志」という形をとって納めるのが通例です。また公営・民営墓地を使用する際は、通常1年ごとに管理料を納める必要があります。こうした料金面などは後々に問題にならないように、管理事務所と、あらかじめよく相談しておきましょう。
また、墓地には使用者の名義が登録されていますので、名義人が死去した場合、名義人の住所が変わった場合などには、変更の届け出が必要になります。また何 らかの理由で墓地を移転したり、改宗などを行う際には、所在地の自治体へ申請手続きをしましょう。分骨などを行う際にも諸々の届け出が必要になるので確認が必要です。
コラム
開眼供養について 新しくお墓を建てるときには必ず、開眼供養を行います。この儀式の意義は、仏の魂をお墓に迎え入れることです。忌明け、一周忌などに行うと、お墓のお披露目になるばかりか、法要と開眼供養を併せて行ってもらえるのでとてもスムーズです。その際、僧侶に対して法要とは別のお布施が必要です。開眼供養は「入魂式」とも呼ばれ、これが済むと、単なる石が「お墓」として生まれ変わります。開眼供養では花や供物を供え、読経を行い、お焼香をします。また石材店や墓地の管理事務所とも、事前に綿密な打ち合わせを行っておきましょう。

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故人を偲んでお墓はキレイに
好物を必ず持参しましょう
まずは、お墓参りの際に必要な持ち物を揃えます。揃えるべき用具は雑巾・たわしなどの掃除用具だけでなく、花やお線香・ローソクなども必要です。墓地周辺のお店でも購入できるかどうか事前に確認しておきましょう。手桶やひしゃくなどは墓地に備え付けのものを使用します。
また、故人の好物や飲み物などのお供え物は必ず用意したいものです。故人が好きだったお酒や煙草などの嗜好品なども持参しましょう。
お墓参りではまず、お墓を丁寧に拭き、周囲の落ち葉や雑草を処分します。次に墓石に水をかけ故人ののどを潤してからお線香をあげ、合掌します。
コラム
お墓参りにいつ行くか お墓参りは命日や月命日のほか、夏のお盆と、春秋の彼岸に行くのが一般的ですが、思い立った時に行くのもよいでしょう。また亡くなって最初のお盆(新盆)には、僧侶に読経をしてもらうなどして念入りに迎えるのが通例です。

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仏壇は四十九日までに購入する
値段は仏壇の高さで決まる
仏壇は葬儀後になるべく早く購入します。なぜなら仏壇には故人の位牌を納めて祀(まつ)るからです。遅くとも四十九日までには揃えたいところです。万が一、間に合わない場合はお盆や年忌法要などの機会に合わせて揃えましょう。仏壇を揃える際は、さまざまな仏具も必要ですので忘れずに買いそろえます。
一般的に仏壇は高さによって値段が決まるものですが、もちろん材質や形態によっても変わります。初めての仏壇を選ぶ際は、葬儀社やお寺に聞いて仏壇店を紹介してもらうと良いでしょう。
湿気、直射日光を避けて置く
仏壇購入の際に大切なことは、家庭の事情を考慮することです。例えば、住居に比べて、あまりに仏壇だけが立派で大げさ過ぎるのもよいものではありません。また、家のどこに仏壇を置くかを決めておくことも大切で、その場所に合った仏壇を選びます。
通例では居間など人が集まる部屋に置きますが、部屋数などによってはこの限りではありません。ただし、管理上の問題から、湿気が多い場所や、直射日光が絶えず当たるなどの条件下に仏壇を置くのは相応しくありません。また神棚と相対する場所には置かないようにします。
ご本尊の他に付属物が必要
仏壇を祀る際には以下の物が必要です。主にご本尊、位牌、香炉、ローソク、花立て、鈴(りん)、鈴棒、鈴台、供物を乗せる高杯、ご飯を供えるための仏飯器、茶湯を供える茶湯器などです。宗派によっては多少の違いが生じます。
コラム
仏壇はどの向きに置くといいの? 通常、仏壇は西に向かって拝むという意味から東向きに置くとよいとされていますが、住宅事情などでどうしてもそのようにできない場合もあります。あまり風習にとらわれずにそれぞれの事情に合わせて設置しましょう。

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仏壇は正しく配置しましょう
仏壇は決して見下ろさないこと
ご本尊をはじめ、仏具や位牌の全てはいくつかの決まりによって配置します。通常では、ご本尊は仏壇の中心に安置します。特定の宗派にとらわれないご本尊もあります。一般的な配置は下図を参考にしてください。
また仏壇は正座したときに壇が顔の高さの正面にくるように置きます。やや見上げるような位置でも問題ありません。見下ろすような位置になることは避けましょう。
仏壇開きをして本尊に入魂
新しく仏壇を家に置くときは、開眼供養を終えるまで仏壇の扉は開かないようにします。仏壇もお墓と同様に開眼供養が必要だからです。この儀式によって仏壇が清められ、ご本尊や位牌に魂がこめられるとされています。別名「仏壇開き」とも呼ばれています。
また仏壇はいつでも清潔に保っておきたいものです。普段、家庭で使用する雑巾などで掃除をするのは避け、ハタキやツヤ出し雑巾を使って掃除します。
仏壇の配置と仏具の名称

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仏壇は朝夕2回拝むのが理想
ご飯は炊き立てを用意する
仏壇はできる限り、毎日同じ時間に朝夕の2回、拝みます。お水とご飯(できるだけ炊き立てのものを用意しましょう)をお供えしたら、仏壇の前に正座してお線香をあげます。「これからご供養します」という合図の意味から鈴を鳴らし合掌します。お参りが終わったらご飯などはすぐに下げても構いません。
また仏壇のご飯を食べると徳がついて病気にかからないと言われているので、家族でいただくとよいでしょう。
仏壇の大敵は「湿気」
仏壇は湿気を嫌うので水拭きはしないほうが良いでしょう。普段の手入れではホコリを拭う程度に乾拭きします。
また、金箔や漆が使われている仏壇などは素手で触ると傷付くので、ツヤ出し雑巾などの柔らかい布を用います。香炉の灰をおこして柔らかくしたり、金属器や漆器なども仏壇から取り出して拭きましょう。
一般的な礼拝の作法は下図のようになります。また、仏壇の扉は就寝の際には閉めるのが通例とされていますが、最近では開けたままの家庭も多いようです。
礼拝の基本的作用
ちょっと豆知識 お線香は口で吹き消してはいけません。空いている手であおいで消すか、お線香をスッと真下に引いて消します。

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