2022母の日参り 俳壇|お母さんとの心の絆を詠んだ句 結果発表

入選作品

2022年の募集は終了いたしました。
たくさんの心のこもったご投句、誠にありがとうございました。

今春から始まりましたTBSラジオ朝の新ワイド番組『パンサー向井の#ふらっと』(月~木8:30~11:00)におきまして、このたび新装オープンいたしました朝一番のおたよりコーナー、日本香堂プレゼンツ『ふらっとポスト』(8:41頃)――。

近石真介さん、大沢悠里さん、伊集院光さん…歴代の名パーソナリティが築かれた名物おたよりコーナー50年の伝統に、新たな息吹を注がれる新MC 向井慧さんのご就任を記念して開催いたしました俳句の公募企画、『母の日参り  俳壇』に対しまして短期間の募集にもかかわらず、335句ものお心のこもった作品をお寄せいただき、誠にありがとうございました。

厳正なる選考の結果、決定いたしました入選作 —— それでは4句揃っての発表です。

お題

母の日、母の日参り
「お母さんとの心の絆」を詠まれた俳句を募集します

*母の日参りとは*

5月の第2日曜日、「母の日」は20世紀初頭のアメリカで亡き母を偲ぶ一人の女性の呼びかけから生まれたといわれます。そんな記念日の由来に心を合わせるかのように近年、我が国ではG.W.から母の日にかけての好季節に、亡くなられたお母さんの墓参を訪ねる「母の日参り」の習慣が広がりつつあります。

母の日参り 俳壇

令和4年 入選作品

ははも ははりたる くりやかな
東京都 はちす 様(男性)
作者より
母の日も母が「お客様」となる事は一度も有りませんでした。
母の日も 母の居りたる 厨かな
ははの ポテサラレシピ 夏始なつはじめ
兵庫県 江國優笑えくにゆら 様(女性)
作者より
大学進学で初めて一人暮らしをするときに、母は、私が好きなポテサラの作り方を書いて持たせてくれました。
5月の母の誕生日に、毎年思い出して母の味のポテサラを作ります。
母の字の ポテサラレシピ 夏始
かぜかおる はは面影おもかげ つま
岡山県 かじゅるお 様(男性)
作者より
初夏の爽やかな風の吹く日に、縁側で洗濯物を干している妻の姿が幼き頃の母に重なって見えた一瞬を詠みました。
息子と自分を重ねてみると妻と母の姿が時を経ても同じように感じて、当たり前の日常の幸せを再確認することができました。
風薫る 母の面影 妻の背に
まごはしゃぐ ははまいり からのパフェ
東京都 遠音とおと 様(男性)
作者より
孫に急かされ、墓前での報告もそこそこにファミレスへ移動。
いちごパフェに大はしゃぎの孫に目を細めながら、自分も幼い頃、母に連れていかれた墓参りの帰り、甘味処で小倉アイスを食べさせてもらった時の情景がまざまざと蘇り、胸が温かくなりました。
これも「母の日参り」の御利益というものですかね。
孫はしゃぐ 母の日参り からのパフェ

ご入選された皆様、
おめでとうございました