研究開発
未来に応える価値の追求
お線香やお香にはさまざまな漢方生薬が使われており、昔から健康面への効果が知られています。近年ではアロマセラピーが注目されていますが、ハーブや花、樹脂を薫香や精油の形で治療に使う、いわゆる芳香療法も古代インド、エジプトに始まるといわれています。これらの科学的メカニズムはまだ完全に解明されてはいませんが、香り成分が心身機能に及ぼす影響は徐々に証明されつつあり、香りの可能性に期待が寄せられています。こうした有効な機能をもっと効果的に使うことができれば、くらしから医療にまで、香りは大きく貢献することができるでしょう。
日本香堂の研究開発室では、調香や薬剤の専門家をはじめ多くの研究者たちが、これまでの蓄積データを応用しながら、くらしをさらに豊かにする香り商品の創造・開発に日々取り組んでいます。
原料の厳選と安定確保
世界最大の高品質香原料基地
香りは多種多様な香原料の調合によってつくられます。天然の貴重な香木や植物をはじめ、その粉体香原料、自然の花や草木などから抽出した香料、あるテーマに基づいて調香された香料……。それらは、産地やメーカーによって成分や特性がまったく違うため、香りの質に大きな影響を及ぼします。
日本香堂では、世界中から集まるさまざまな原料を分析し、厳格な基準のもとに品質や安全性、さらに供給の安定性などを徹底的に吟味して、最も優れたものだけを調達します。また、調達ネットワークの新規開拓を進めるとともに、世界最大規模の原料庫を設け、入手が困難になりつつある天然香原料を中心に大量の原料を保管。将来にわたって、香りの質や安定した価格を維持するための対策を戦略的に推進しています。
生産体制
最新鋭の量産システム
日本香堂は、質の高い商品を量産するため、世界に誇る最新鋭の生産体制を整えています。1995年に栃木県塩谷町に完成したお線香工場は、長い年月に培われた経験と知識と先端技術を統合し、徹底した無人化をテーマに、調香から完成品まで一貫したラインで集中生産を可能にした、世界初にして最大規模の工場です。大きな国内シェアを占めるベストセラー商品の安定供給を支えると同時に、香り市場のグローバル化にも十分対応できる生産拠点となっています。